あいする金沢。

日々「好き」が増す金沢のこと、私なりに。

寺院

本長寺。

ほんちょうじ。 ここにも芭蕉の句碑があります。 春もややけしき調ふ月と梅 その近くにはカエルさん。 カエルさんにゆかりがあるお寺なのかな。 狛カエル⁉ 市指定保存樹のいろはかえでは 残念ながら枯れてしまったのですね。 《本長寺》 金沢市野町1-2-8

願念寺。

塚も動け我が泣く声は秋の風。 松尾芭蕉が金沢の俳人、 小杉一笑を偲んで詠んだ句碑が入口にあります。 芭蕉の来訪を待ち望んでいた一笑ですが、 来訪前年の暮れに亡くなりました。 願念寺は小杉家の菩提寺で、 こちらで追善の俳諧興行が行われたそう。 一笑…

松月寺。

しょうげつじ。 国の天然記念物の大桜が有名です。 遠くからでもすぐにわかる見事な姿。 3代藩主の前田利常が、 小松城の「松月桜」を住職に贈ったそうです。 道にはみ出した枝を切ることはなく、 槍を持った侍がそばを通る時は 槍先を下に向けて通ったとか…

眞長寺。

しんちょうじ。 入口にある見たことのないモノに釘付け。 摩尼車。「まにぐるま」と読みます。 「願いを込めて一回まわせば、 お経を一巻唱えたのと同じ功徳がある」 とのこと。 宝珠に手をあてて手前にまわし、 最後に御本尊の御名前を唱えました。 この日…

三光寺。

さんこうじ。 門は石の仁王門でご住職自らが制作したとか。 入ろうと思ったら両側に仁王様がいたので 一瞬怯みました^^; 明治11年(1878)、大久保利通が暗殺された 紀尾井町事件を実行した藩士集団が ここにを本拠地としていたことから 「三光寺派」と呼ばれ…

西方寺。

さいほうじ。 利家公と側室の隆興院の間の六女、菊姫が 7歳で夭折し、その供養のため建立。 菊姫の肖像画が奉納されています。 また、菅原道真が自分の姿を水鏡に映して 描いたと伝わる「鏡天神図」も。 右側にある鳥居が気になります。 お稲荷様でしょうか…

経王寺。

きょうおうじ。 ふらっとバス菊川ルートの小立野下馬の すぐ近くにある経王寺。 如来寺に行くつもりで降りて偶然見つけました。 3代藩主前田利常の生母、寿福院が建立。 加賀騒動の中心人物、6代藩主前田吉徳の側室 真如院の墓があります。 また、昭和38年の…

本妙寺。

説明書によると、本堂は文化9年(1812)に建立。 加賀騒動渦中の人、 真如院とかかわりのあった半田家の墓が あるそうです。 左側の木はもみじでしょうか、 秋になったらまた訪れてみたいです。 《本妙寺》 金沢市寺町5-2-37

国泰寺。

こくたいじ。 タカジアスターゼやアドレナリンを発見し、 化学者であり企業家であり 日米親善大使でもあった 高峰譲吉氏の菩提寺です。 土塀の瓦は高峰家の家紋である 「八ツ矢車」だとか。 深い緑の中の一本の道が潔い… 《国泰寺》 金沢市寺町5-6-38

法光寺。

日蓮宗の寺院で3代藩主前田利常命で 高岡市から移転したとのこと。 遠目からでも正面にある石が見事です。 高岡市といえば、2代藩主前田利長ゆかりの地。 縁あっての移転だったのでしょうか。 《法光寺》 金沢市寺町5-3-10

長久寺。

ちょうきゅうじ。 前田利家公の妹、津世の菩提寺で、 長久院という院号が寺名となっています。 松尾芭蕉の句碑 「秋涼し 手毎にむけや 瓜茄子」があったり、 樹齢400年の市指定保存樹の銀木犀も。 そろそろいい香りに包まれるのでしょう。 もしかしたらもう…

立像寺。

りゅうぞうじ。 「飴買い幽霊」のはなしが伝わるお寺は いくつかありますが、ここにも。 キリシタン灯籠や、 江戸時代の和算の大家である関孝和の墓(碑)、 6代横綱の阿武松緑之助の墓(碑)があります。 向かい側から写真を撮るだけだったので 次回はゆっくり…

本因寺。

ほんにんじ。 W坂を上がり細い路地を歩き、 一番最初に目についたのが本因寺です。 私にとっての寺院群の始まり、でしょうか。 ここから寺院群の散策が始まりました。 が、予想を遥かに上回る寺院の多さに驚き、 暑さと空腹も相まって途中で断念… 続きはまた…

仁随寺。

にんずいじ。 象のような彫刻や、 くるりとした輪っかのような模様?の灯籠が 気になります:^) 由来を伺ってみたい。 このあたりも寺院が多いのですね。 卯辰山や寺町、小立野のように なにか理由があって 寺院が固められているのでしょうか。 《仁随寺》 金…

弘願院。

先日のMROラジオで弘願院のご住職が フードドライブの話をしていました。 出来ることから少しずつ。 今年の春の絹本地刺繍仏涅槃図の公開、 予約をしたのですが、 直前で行けなくなってしまったので(T_T) 来年こそは拝観したいです。 《弘願院》 金沢市野町1…

極楽橋。

金沢くらしの博物館の入口に 大きな石と説明書がありました。 極楽橋。 説明書によると、 「笠舞1丁目の共同農地を流れる用水に かかっていた戸室石の橋で、 隣の火葬場へ死者を葬る際には 必ずこの橋を渡ったという。 加賀騒動で知られる大槻伝蔵の 屋敷に…

天徳院。

紅葉の天徳院。 雨の音だけが聞こえる静かな時間。 3代藩主の前田利常公の正室、 珠姫様の菩提寺です。 3歳で輿入れし、24歳で夭逝した珠姫様。 その死については 哀しい物語も伝えられていますが、 利常公とはとても仲睦まじく、 周りが羨むほどだったよう…

妙立寺。

忍者寺という名前のほうが 有名かもしれない妙立寺です。 たまたま通りかかったので入り口だけ。 すごく小さかった頃、祖母と一度だけ 金沢を訪れたことがありました。 その時行ったことがあるかも。 暗くてギシギシと鳴る廊下、 バタンとなる仕掛けにびっく…

しまんろくせんにち。

ひがし茶屋街や主計町でよく見かける 軒先に吊るされたとうもろこし。 商売繁盛を祈念して、 「四万六千日」の日に 観音院で求めるものだそうです。 「四万六千日」とは、旧暦の7月9日で この日にお参りするとご利益がすごいとか。 今年の四万六千日は8月27…

天徳院。

山門脇の回廊に 珠姫様がたたずんでいるような気がする 雨が降る秋の午後でした。 《曹洞宗 天徳院》 金沢市小立野4-4-4 3代前田利常 正室 珠姫 菩提寺 山門 石川県指定文化財 有形文化財 建造物

円長寺。

ひがし茶屋街入り口、自由軒の斜め向かい、 人力車のお兄さんがいつもいるあたりにある お寺です。 蔵のような建物があり、 まさかお寺だとは思いませんでした。 蔵のような建物は御輪堂で、 回転式の一切経蔵があり、 一度回すと5,000巻以上の経典を 読んだ…

全性寺。

東山の卯辰山寺院群にあります。 「弁柄塗りの山門」「大わらじ」 という言葉に興味を持ち、訪問しました。 山門には健脚を願うたくさんの わらじがかかり、 落ち着いた弁柄塗りの仁王門に 荘厳さを感じました。 「赤門寺」とも呼ばれています。 また、泉鏡…

香林寺。

お願いしたいことがあったので 「願掛け寺」といわれている 香林寺へ行きました。 幸福の道を3周、 3周目で自分の干支像に祈願します。 家族や友人の分まで、 いくつかの干支像にお願いをしました。 本堂には、加賀友禅作家で 人間国宝でもある木村雨山が 香…